
子犬というのは、成犬に比べて病気に対する抵抗力が少ない分、病気に罹る可能性も高く注意が必要です。
ほぼ全ての動物が、赤ちゃんの時期の死亡率が最も高く、危険な時期である事は犬も例外ではありません。
また、基本的に1回の出産頭数が多い動物の方が疾患や奇形、死亡などの異常が起こる可能性も高いので注意が必要です。
さらに、環境が変わる、飼い主が代わるといった時期も重なる事から、購入前・購入後はその点を頭に入れておきましょう。
購入後、以下のような場合は早めに販売者に連絡を取り、アドバイスを求める事が重要になります。
【食欲が無い】犬種によっては、食が細い犬種などもありますが、子犬の時期に丸一日以上食事をしないような場合は
重篤な状態に陥る場合があり、即座に対応する事が重要です。それまで食べていたフードと同じものを同じ与え方
で与えないゆえ食べない場合などもあり得ますので、販売者に購入時に給餌の方法の説明を受けておきましょう。とに
かく、子犬については食べない事が一番危険であり、食欲に全てが関わっていますので、気をつけましょう。
【下痢】子犬の内は、正常であっても便の状態が不安定な場合もありますが、寄生虫や伝染病の類により異常が現れ
ている場合もあり、注意が必要です。特に便に血が混ざっていたり、水のような噴出する便をしたり、黄色や緑などの
異常な色の便などの場合は、すぐに獣医師に診せる必要があります。その際に、異常が現れた便を、忘れずに持っていきましょう。
【嘔吐】食欲のある犬種などでは、食べすぎで吐く場合も稀にありますが、何回も繰り返したり、吐いた物の色などに
異常が診られたらすぐに獣医師に診せる必要があります。餌の種類を変えた時に吐く場合もありますが、下痢や食欲が
無い状態と絡むと伝染病や寄生虫、異物を飲み込んだ可能性などもありますので、早めの対処が必要です。
【元気が無い】食欲の減退、下痢や嘔吐など、他の症状と併発していなければ問題が無い場合が多いのですが、あまりに元気が無い場合は
病気の症状が出る初期の段階の場合があり注意が必要です。他の症状がでないか慎重に観察し、異常を感じたら早めに獣医師に
診断を受けるのが無難です。
【やたらと掻く】体をやたらと掻く場合は、皮膚病やダニなどの可能性があります。掻いている部分の皮膚を注意深く観察し
ふけは異常に出ていないか、虫などはついていないかと調べます。虫を見つけた場合やはげている箇所を発見した場合、やたらと掻くのが治まらない場合は
獣医師に診断を受けましょう。
以上が主に良く観察すべき点ですので、日ごろから注意してみてください。特に上記の症状が複合的に絡み発生した場合は直ぐに獣医師の
診断を受ける必要があります。また、飼っているうちにその子犬の《普通の状態》
というのが分かるようになってきますので、成犬になっても「いつもと違う」と感じたら様子を注意深くみて、改善されなけ
れば獣医師の診察を受けることが大切です。また、ワクチン摂取の際などは、健康診断はもちろん、5月から10月ぐらいまでの
蚊が発生する時期は、フィラリアの予防などの説明も受けておく事が理想的です。
以下は主に子犬時代に罹りやすい症状/病気ですので、確認しておくとよいでしょう。
コクシジウム症
ジラルジア症
パルボウイルス症
ジステンパーウイルス症
ケンネルコフ症
皮膚病